育林への想い

「植林事業は、国家100年の計にあり。」
と九代濱口吉右衛門(容所)が提唱し、当社の礎が築かれました。今もその“東濱SPIRIT”は受け継がれています。

山を“造る” “守る” と言う事、一年に一つしか刻まれる事のない樹木の年輪に、急かしても急かす事の出来ない時間の流れがあります。そこに私達、管理するものの木を育てる事に対する動じる事のない気構えが養なわれてきました。林業を営み自然と対峙し“共生”を計りながら現在に至っています。

津村 嘉四郎 氏初代山林支配人

木を植え、下草を刈り、除伐をし、間伐をして立派な木に育ちます。あの暑い陽射しの中で汗をびっしょりかきながら下草を刈り、木陰で食べる弁当の美味しさ・・・。天然林の中に「ハッ」と息を呑む様な巨樹を発見した時の驚きなど木を育む中で色々な自然の恩恵を享受しています。

私たちは常に、「山への情熱」を共有し、挑戦していけば、良い結果は生まれて来ると信じて木々を育てています。 私達の育てた木が世に出て、皆様の生活の中で代替物ではなく“本物の本物”として利用され、ご満足頂ける事を願って止みません。これからも粛々と仕事に努めてまいりますので、ご支援頂けます様よろしくお願い申し上げます。

1年生のスギ(広川町)
3年生のスギ (田辺市龍神村)
8年生のヒノキ(広川町)
70年生のスギ(田辺市龍神村)
100年生のヒノキ(広川町)
もみじ(広川町七力谷)

所有する山々

和歌山は広川町、日高川町、田辺市に約1,000haの山林を所有しています。
植栽林としてはヒノキ、スギを主体にしており、天然林ではカシ類、ケヤキ、クス、ヤマモモ、モミジなど様々な広葉樹が茂っております。

東濱の森(和歌山県)約1,000ha

巨樹の紹介

私たちの森では、長い時間をかけて大きく育った巨樹を大切に守り継いでいます。

大カシ谷の大樫
唐戸の大楠

巨樹とは

1988年に全国巨樹調査を行うにあたり「地上から130cmの位置で幹周(幹の円周)が300cm以上の樹木を対象とする」と定める。
(環境省自然環境局生物多様性センター)